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有楽町で突然の大雨 バッグの中で濡れたiPad Pro 11インチが充電できない症状を修理

夏の有楽町・日比谷では、昼間は晴れていても夕方になると突然強い雨が降る日があります。傘を持っていても、短時間の豪雨でバッグの中まで濡れてしまうことがあります。

今回ご相談いただいたのは、有楽町から電車で通勤されている会社員の方です。
「昨日の帰りにものすごい雨に降られて、バッグの中のiPadまで濡れていました。電源は入るんですが、充電ができたりできなかったりします」

機種はiPad Pro 11インチ 第2世代でした。
仕事では資料への書き込みやオンライン会議に使用しており、翌日も使う必要があるとのことです。
店頭でUSB-Cケーブルを接続すると、一瞬充電表示が出たあとすぐに消えました。別の正常な充電器を使っても症状は変わりません。
水濡れ後の充電不良では、USB-C端子内部へ水分が残っていたり、端子やその周辺に腐食が発生していたりすることがあります。
今回のお客様は、バッグから出したあと表面を拭き、数時間置いてから充電器を接続したそうです。
「外側が乾いていたので、もう大丈夫だと思っていました」
外から見て乾いていても、端子や内部まで完全に乾燥しているとは限りません。濡れた状態で通電すると、もともと無事だった部分までショートすることがあります。
端末を開けて内部を確認すると、USB-C端子周辺に水分が入った跡があり、コネクター部分にも腐食が見られました。
iPad Pro 11インチ 第2世代のUSB-Cポートは交換可能な部品です。今回は内部清掃を行ったうえで、腐食していたUSB-Cポートを交換しました。
組み上げたあと、充電器を接続して確認します。
一瞬反応するだけではなく、一定時間充電を続けてバッテリー残量が増えるか、ケーブルを軽く動かしても接続が途切れないかを確認しました。
お客様からは、
「会社の資料が全部このiPadに入っているので、初期化せず直って助かりました」
とのことでした。
充電口交換では、保存されているデータを消す作業は行いません。今回も資料やアプリはそのままの状態でお返ししました。
突然の雨でスマートフォンやタブレットが濡れた場合、「少し濡れただけ」と思ってそのまま充電することがあります。しかし、水濡れ直後の通電は症状を悪化させる原因になります。
iPadが雨に濡れたあと充電できなくなった、USB-Cの反応が不安定になったといった場合は、充電を繰り返さず一度状態を確認してください。
USB-C端子の水濡れでは、充電だけでなく周辺機器との接続にも影響が出る場合があります。今回のお客様は会社でiPadを外部モニターへ接続することもあり、充電不良と同時に映像出力も不安定になっていました。
修理後はACアダプターでの充電だけではなく、USB-C接続が安定しているかも確認しました。端子交換後に一度反応しただけでは、接触不良が完全に直っているか判断できません。
また、雨で濡れたバッグの中ではiPad以外の機器やケーブルも濡れている場合があります。濡れた充電ケーブルやモバイルバッテリーをそのまま接続すると、端末側が正常でも別のトラブルにつながります。

突然の大雨のあとに端末を取り出したら、まず本体だけでなくケーブル類も濡れていないか確認してください。仕事で使うiPadは翌日の予定が決まっていることも多いため、いつまでに必要なのかも受付時にお知らせいただければ、修理方針を考える材料になります。



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